α700試写
2007年 11月 11日
第一印象は全体的に私にとっては丁度いい大きさかなということです。
α7DとαSDの中間でややα7D寄りの大きさは、α7DはちょっとデカイがαSDは小さ過ぎると思っていた私には丁度いい大きさでした。
ただ、グリップの大きさや形状はα7Dの方が私的には良かったです。
私は手が小さいのでちょっとこのデカいグリップは握りにくいです。
α7Dにくらべて軽くなっているのもいいですね。
歳とともにだんだん体力がなくなってきたので少しでも軽い方が助かります(笑)
当然ながらバッテリー2個入りの縦グリップを装着するとそれなりに重くなりますがそれでも重過ぎるということはないですね。
シャッターは軽いです。
軽いのはいいのですが軽すぎて慣れるまで半押しのつもりが全押しになってしまってピンボケ量産しました(笑)
シャッター音(ミラー音)は私的にはα7DやαSDより好ましい音になったように思います。
特筆すべきはやはり液晶の美しさでしょう。
3インチの大きな液晶いっぱいに映し出される画像は圧倒的にきれいで私のPCより数段上です(笑)
操作性に関してはすべての面でレスポンスが良くきびきびしているのが気持ちいいです。
始め7DやSDとの操作系の違いに戸惑いましたが30分も弄り倒していると大体マスターできました。
操作系では特にクイックナビゲーションというスティックを使った操作が使いやすくて気に入りました。
軍幹部のダイアルが無くなって少し淋しいのですが、クイックナビでほとんどの設定がすばやくできるのはとても使い勝手がいいです。
ファインダーの出来はα7Dと同等か少し上、銀塩のα7(α9は持ってませんので分かりません)より少し下という感じです。
STFを使った感想ではMFでのピントの山も充分つかみやすかったです。
スクリーンをM(orML)に換えるかどうかちょっと悩みますが、私はあまりMFでの撮影はしない方ですし、すこしでも明るい方が視力の弱った身にはありがたいので当分このままにしておこうと思っています。
AFはやはり評判通り早くなっていますね。
バリゾナや200/2.8HSなどの元々合焦速度の早いレンズは一瞬に合う感じです。
また、非純正レンズなどでもα7Dと比べると格段のスピードアップが体感できました。
特に暗いところでα7Dでは迷いまくるところα700は一発ですんなり決まってくれるのはとても気持ちがいいです。
連写は空打ちしただけで実戦投入はまだですが気持ちいいですね。
早く実戦で(お祭り:笑)AF速度と連写を試してみたいです。
AFの正確さは合焦したところにきっちりピントが来ていましたので充分だと思います。
画質については正直まだほとんど撮影していませんので分かりません。
α7Dの絵づくりと比べて基本的にはそれほど変わっていないと思われますが少し硬いかな(いわゆる艶っぽさが少ない)とも感じます。
でも、これは人それぞれの感じ方がありますし、まだ使い込んでいないのでカメラの設定がほとんどノーマルに近い状態なのでこれから好きな絵が出てくるように設定していこうと思っています。
今回絵づくりに関しては一番興味のあったDROですが、曇りの中での撮影で試してみるには充分なシチュエーションではなかったのですが、ちょっとだけやってみました。
DROオフからスタンダード、アドバンスオート、アドバンスLv1~5までといろんな段階があり、シチュエーションに応じて適切なものを選ぶと充分に効果はありそうです。
今まで、PC上で編集ソフトを使って調整していたのが撮影時に舜時にやってくれるのはありがたいですね。
背面液晶がきれいのでその効果も充分撮影時に確認できると思います。
ただ、ふつうの撮影状態ではオフにしておく方がメリハリのある絵が出てくるのでいいのじゃないかなとも思いました。
今回、うっかりしてDROアドバンスブラケットを試すのを忘れてしまいました。
これは後日やりたいと思っています。
絵づくりに関してもう一言言わせていただくとAWBがやはり今ひとつかなと思います。
特に室内でのテストですが中々見た目のような色がでません。
どの機種も室内のような条件は厳しいのかもしれませんがもうちょっとがんばって欲しかったですね。
それではα700での初撮り写真を見ていただきます。
入手した日の翌日、曇天で時折薄日が差すようなお天気の中、京都の修学院離宮の近くにある「赤山禅院」というところで試写してきました。
期待したモミジはまだまだ紅葉には早く茶店の方のお話だと見ごろは12月に入ってからだろうということでした。
言い訳がましくなりますが、まだ諸設定が充分煮詰まっておらずほとんどノーマルの状態での画像ですので自分でもこれで充分だとは思っていません。
数多く撮っていくうちにもっといい絵が出せるようになるかと思います。
今回はすべてJPEGです。
使用レンズは バリオゾナー16-80 と 200/2.8G です。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
参考
17
クリエイティブスタイル・・・ニュートラル
18
クリエイティブスタイル・・・ビビッド
19
DRO・・・オフ
20
DRO・・・スタンダード
21
DRO・・・アドバンスオート
22
DRO・・・アドバンスレベル4
23
DRO・・・アドバンスレベル5
ちょっとうっかりしてこれだけ上4枚と少しフレーミングが違ってしまいました。
それにしてもLv5になるとハイライト部も含めて全体の露出が明るく(ハイライト部は飛びぎみ)になってしまっているのが?ですね。
最初のAF速度のインプレでは非純正レンズや28-70Gなどはそれほどのスピードアップが体感できないようなことを書きましたが、その後タムロン18-50、200-500 シグマ18-200、28-200などではα7D、αSDと比べると格段のスピードアップが認められましたので本文を改めさせていただきました。
持っているレンズを全て比較したわけではありませんが総じてAF速度にはほぼ不満がなくなったと言っていいと思います。
もちろんさらなるスピードアップは望むところですが・・・(笑)