コンタクトプリント
2014年 01月 09日
モノクロフィルム時代に、ご自分で現像~焼き付け(プリント)をされていた方はご存じでしょうけれど、
カラーフィルム時代から写真を始めた方たちには馴染みがないかもしれませんね。
通常の一コマずつのプリントは、現像済みのネガフィルムを引き伸ばし機のネガキャリアにセットして印画紙に露光した
ものを、現像→停止→定着→水洗→乾燥という工程でプリントします。
コンタクトプリントは、ネガキャリアを使用せず現像済みのフィルムを直接に印画紙の上にのせて露光し、フィルム1本分を一度にプリントしてしまうものです。
フィルムは6コマずつにカットされているので、36枚撮りの場合なら6段にならべて露光します。
露光後はネガキャリアを使って一コマずつ現像する場合と同じで、現像→停止→定着→水洗→乾燥で完成します。
フィルムの反りを防ぎ、印画紙との密着度を増すため、ガラス板を置いたりすることが多いです。
このフィルムと印画紙を密着させることからベタ焼きとも言われます。
また、ネガフィルムに何が写っているのか確認するために作成することが多いのでインデックスプリントとも呼ばれます。
今でもカラーフィルムの現像とプリントを写真屋さんに頼むと、小さなインデックスプリントが付いてきますよね。
あれと同じなんですが、縮小なしに35mmフィルムそのままの大きさでプリントするので印画紙はかなり大きめです。
前置きが長くなりましたが、そのコンタクトプリントが何枚か出てきました。
中学生当時は、まだフィルム現像やプリントはやっていなかったので、これは高校時代に作成したものだと思います。
ど素人が作成したものなので、ええ加減な出来のコンタクトプリントばかりですが・・・(笑)
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私が中学生のころ、四国の高松へ家族旅行で行った時の写真のコンタクトプリントです。
栗林公園、高松城、こんぴらさん(金刀比羅宮)などが写っています。
栗林公園の写真は露出過度で白く飛んでしまっています。

2
上のコンタクトから高松城をバックに

3
こんぴらさん(金刀比羅宮)の本宮です。

4
本宮までの785段の石段は、中学生と言えどもかなりきつかったです。
1368段ある奥社までは、とても行けませんでした。
両親がよく上ったものだと思います。
駕籠屋さんもあって、この駕籠に乗って上がる人もいました。
因みに、現在の石段駕籠の値段を調べてみると、体重制限100kgで往復 6,800円 登り 5,300円 下り 3,200円
だそうです。
当時はいくらくらいだったのでしょうね?

5
糸くずのようなチリがいっぱい
ええ加減なコンタクトです(笑)
実は、この高松旅行の写真はネガも見つかっているので、もう少しきれいな画像をアップすることもできたのですが、
コンタクトの状態をそのままご覧いただこうと思って・・・ホンマか?(笑)

6
この時宿泊した金比羅さんの門前にあった老舗旅館の虎屋さん
創業三百数十年という老舗旅館で、かつては皇室御用達の宿だったとか。
今は、旅館の方は廃業してそば屋さんとして繁盛しているそうです。

7
都合により、この画像は削除させていただきました。