鹿の角切り
2005年 10月 09日
雄鹿の角が町民に危害を与えたり、お互いに突き合って死傷したりすることが多かったため、1671年から始められたようです。今の形式になったのは昭和3年からで、角きり場を設け、古都奈良の秋の伝統行事として毎年行われています。
全て APO100-300mm/F4.5-5.6
鉢巻、半被姿の勢子(せこ)と呼ばれる人たちが逃げ回る数頭の鹿の角に縄を投げて捕まえます。
勢子と鹿の綱引きが始まります。
鹿もなんとか逃れようと必死です。油断すると勢子さんの中でケガをする人も出るらしいです。
勢子たちが太い柱を利用して鹿をたぐり寄せます。
数人がかりでやっと取り押さえ、神官のところまで運びます。
神官は興奮している鹿を静めるため、水を一口与えた後角を切り落とします。
無事片方の角が切り落とされました。
続いてもう片方の角も切り落とします。
神官が切り落とした2本の角を掲げて観客に見せます。
やっと解放された鹿は大急ぎで逃げ去ります。